西日本初の台湾華語文学習センター設立を見据え陳洳豔校長、布袋戯文化教育を現地で学ぶ
今年のクリスマスイブ、
私は宜蘭伝芸中心を訪れました。
台湾伝統芸能・布袋戯の指導者、林銘文先生のもとで、
国際学生向けに企画された
台湾の伝統布袋戯体験プログラムを、
アシスタントとして一緒に担当させていただきました。
今回台湾に戻り、先生のそばで学ぶ時間を重ねる中で、
これまでの努力や歩んできた道のりについてお話を伺い、同時に、実際の指導の様子を間近で見ることができました。
その中で強く感じたのは、
先生は技術が優れているだけでなく、
長い時間と多くのエネルギーを
布袋戯の文化教育に注いできた方だということです。
初めて触れる学生にも伝わるよう、
わかりやすく、親しみやすい工夫を重ねている姿が、
とても印象的でした。
この日の私は、舞台の横で支える役割でした。
進行の補助や指導のサポートに加え、
日本人学生のために通訳も担当し、
体験が言葉で止まらないよう心がけました。
こうした現場に立ち、
文化体験は表に立つ人だけでなく、
それぞれの立場で支える人たちによって
成り立っているのだと、改めて感じました。
先生からは、学生の反応の見方や時間配分など、
現場でしか学べない大切なことも教えていただきました。
そばで学ばせていただき、
経験や考えを惜しみなく共有してくださったことに、
心から感謝しています。
こうした経験を通して、
自分が進んでいる道への思いは、より確かなものになりました。
私たちの教室は、台湾政府の審査を正式に通過し、
来年、西日本で初となる
「台湾華語文学習センター」を設立する予定です。
これは私にとって大きな励みであると同時に、
これから先に向けての責任の重さを
改めて感じる出来事でもあります。



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