地域の子ども居場所でボランティア講師
この日は、台湾華語の授業がない朝でした。
12月13日の午前中、午後の授業前の時間を使って、
地域の子ども居場所でボランティア講師として活動しました。
この日は、子どもたちと一緒に作るのではなく、前に立ち、教える立場としてクリスマスのパフェ作りを行いました。
生クリームの絞り方を説明しながら、「先生」と呼んでもらう声を聞き、胸がいっぱいになりました。
「先生」と呼んでもらう中で、教える立場にあることの喜びと同時に、その責任の重さも改めて感じました。
実は私は、大阪弁天町台湾華語教室で台湾華語を教える前に、「台湾キッチン」として食やお菓子を通じた活動を続けてきました。
そして日本に来たばかりの頃、台湾から来た外国人として、一人で小さな子どもを育てていた時期があります。育児の制度も分からず、不安だった私と子どもを支えてくれたのが、この地域の子ども居場所でした。
今、子どもは成長し、今度は私が、教室や台湾キッチンで培ってきた経験を生かし、地域に恩返しをする番だと感じています。
ここには、国籍やルーツに迷いながら成長している子どもたちもいます。「自分は日本人なのか、それとも別の国の人なのか」そんな気持ちを抱えながら。
私は答えを与えることはできません。
でも、ここでは安心して、自分らしく、のびのびと育ってほしい。
この朝は台湾華語の授業も、台湾キッチンの活動もありませんでした。
それでも、人と人がつながり、学びと温かさが生まれる大切な時間でした。
それは、大阪弁天町台湾華語教室と台湾キッチンが
共通して大切にしている想いでもあります。




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