「母の日 × ちまき作り文化体験イベント」
本日の午後、とても心温まる体験をしました。
優しくて元気いっぱいのお母さんたちと一緒に、
台湾伝統のちまきを包みました。
笹の香りが漂う会場には笑顔があふれ、
久しぶりに“ふるさとの味”と“お祝いの空気”を感じることができました。
台湾でも、
母の日は毎年5月の第2日曜日に祝われます。
ただ感謝を伝える日ではなく、家族が集まり、思い出を共有する特別な時間でもあります。お母さんの好きな料理やスイーツを手作りして気持ちを伝える習慣もあり、とても大切にされている日です。
今年のイベントは「ちまき作り」をテーマに開催され、台湾の伝統文化を体験しながら、心の奥にある“家族”や“ふるさと”の記憶を呼び起こすような時間となりました。
私は今回、イベントのアシスタント講師として、
午前中の準備から午後の体験サポートまで携わりました。
一緒にちまきを包みながら、皆さんが笑顔で語るエピソードを聞いて、本当に感動しました。
初めてちまきを作るという方も多く、「子どもの頃に母と台所に立った思い出がよみがえった」と話す方もいました。
中でも印象的だったのは、皆さんの真剣さと温かいエネルギー。「今日の気持ちは、ちまきを食べるよりもあたたかい」と語ったお母さんの一言がとても心に残っています。異国にいても、手作りの時間を通して心がつながり、まるで台湾に戻ったかのような安心感を感じました。
今回、会場設営から準備、教室の進行まで関われたことは、私にとってとても貴重な経験になりました。文化の伝承とは、言葉以上にこうした“手から手へ”の体験を通じて生まれるものだと改めて実感しました。
母の日の午後が、今年一番あたたかく、意味のある時間となったことを嬉しく思います。今後も、台湾文化の素晴らしさを伝えられる場が増えることを願っています。そして、多くの人が心地よい“つながり”や“居場所”を見つけられるような活動に関わっていきたいです。
そして、今日の活動を通してたくさんのことを教えてくださった先輩方、心から感謝申し上げます。



