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    台湾春節の福圓茶

    龍眼(中国語の発音は、ロォン イェン)
    別名は、桂圓(グイユェン)、福圓です。

    龍眼の果実も白くてライチに似ており、
    中に黒く大きなタネがあって
    目玉のようなので「竜眼…竜の目」と言います。

    台湾で伝統的な「龍眼乾」は、
    農家が窯で龍眼の木をまる4日間
    昼夜を通してゆっくり燃やし、
    龍眼から水分を抜いて燻製化、
    龍眼の持つエッセンスを凝縮したもので、
    加工の過程は煩雑で苦労を伴うそうです。
    台湾のドライ龍眼は
    弾力的な甘い食感で濃い炭焼きの香りと
    果実の香りが特徴です。

    子供の頃、台湾お正月
    おばあちゃんは、
    よく水に竜眼肉を入れ、
    20分煎じた福圓茶を
    みんなに飲みました。
    そして、
    福圓茶にある竜眼肉も食べられました。
    おばあちゃんの話によると、
    お正月福圓茶を飲むと、
    富貴圓滿になるそうです。
    富貴圓滿とは、
    (中国語の発音は、
    フゥー グゥェイユァンマン)
    経済的に豊かになり、
    何一つ不満がないことという意味です。

    さらに、
    龍眼は、
    精神を安定させるため、
    貧血や不安感や不眠の改善に良いそうです。
    胃腸を元気にするため、
    食欲不振や倦怠感、無気力の改善に良いそうです。
    是非飲んでみてください。

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    見た目が変ですが、とても美味しいです。

    今日、
    みんなに紹介するのは
    私の大好物~
    雞爪(中国語の発音は、ジージュウア)

    見た目は、そのまま鶏の足🐓
    台湾の夜市でよく見える食べ物ですが、
    無理の外国人は、結構多いだそうです。

    雞爪で最も食べ応えがある部分は
    足の底部分の
    プルンプルンした柔らかい部分です。
    そこはコラーゲンがたっぷりです。
    甘しょっぱいあとにピリッと辛く、
    美味しすぎて、
    やみつきになりますよ。
    さらに、
    雞爪は、コラーゲンが豊富で
    スキンケアには良いとされています。

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    台湾初三の風習~寝放題

    台湾お正月には、
    初一早 チゥーイ ヅァォ 
    初二早 チゥーウーァ ヅァォ
    初三睡到飽
    チゥーサン シゥェイダァォパァォ
    という諺があります。

    この諺の意味は
    お正月の1日目と2日目は早起き、
    3日目は寝放題です。

    子供の頃、
    おばあちゃんから教えてもらいました。
    旧正月の3日目は、
    ネツミの嫁入りの日なので、
    邪魔をしないように早く寝て
    ゆっくり起きる、
    そして、
    なるべく外出しないようにするそうです。

    さらに、
    この日は、「赤口日」です。
    人と揉たり喧嘩をし易い日なので、
    家に居てそれを避けましょうと言う意味
    もあるそうです。
    ちょうど、
    元日、正月二日までは
    拜拜などで大忙しので、
    正月三日が寝放題の日だとされています。
    バタバタしていた女性たちにとって、
    しっかり休ませる日です。
    なので、
    台湾では、初三に
    基本的に家で家族団らんで過ごす日ですが、
    今日は、
    家で点心を作りながら家族と一緒に過ごしています。

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    台湾「回娘家」の風習

    今日は、旧正月2日~初二です。
    この日は回娘家(中国語は、フゥェイ ニィァン チャァ)と言われており、
    嫁に出た娘たちと夫が一緒に
    嫁の実家に帰省するので、
    「娘婿を迎える日」とも言われています。

    台湾では、昔の女性は結婚する日を限りに
    実家を帰らないそうです。
    なので、初二は結婚した女性たちにとって、本当に大切な日です。
    普通初二、
    お土産を持ち、夫や子供と共に嫁の実家に帰ります。
    その時用意するお土産は、
    必ず偶数だそうです。

    台湾では日本とは逆に
    「慶事は偶数、弔事は奇数」が習わしと
    されています。
    これは偶数は「対」になることから
    「吉祥」とされ、
    奇数は縁起が良くないと
    されてきたそうです。
    なので、
    台湾では基本偶数とされていて、
    結婚式のご祝儀なども偶数で包みますし、
    贈り物2つそろって一組になります。
    数字の「2」は
    中国語で「和諧」(調和がとれている)の意味があるそうです。

    みんなと一緒に実家で昼食を一緒に食べて、
    必ず当日の夕方前に自分の家に帰ります。
    これは
    昔台湾の嫁は
    夫の実家の家族たちと一緒に暮らしているので、ちゃんと仕事してないと非難されないよう、夕方前には夫の実家に送ってもらうそうです。

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    台湾旧正月の走春という風習

    今日は、
    台湾旧正月の一月一日~初一
    (中国語は、チゥー イー)です。

    台湾では、
    初一にお出かけをする風習があります。
    「走春」(中国語は、ゾウチュン)と呼ばれています。

    「走春」は農業社会からの伝統習俗です
    「走春」の 「走」は歩く意味です。
    「春」は台湾語の「剩」(残る意味)の発音と同じです。
    =》
    歩ければ歩くほど
    余りが出るということを意味します。
    なので、
    しっかりお出かけすれば、
    新しい年を裕福に過ごせるという願いが込められているのです。

    子供の頃、
    初一の朝まず家族で一番年長の人に
    新年の挨拶してから、
    家族と一緒にお寺や廟を参拝したり、
    親友の家へ訪問したり、
    会う人々に新年のお祝いの言葉をかけて、
    運気はアップでき、
    蓄財招福をもたらす財神を
    家に迎えることもできるそうです!

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    台湾の大晦日の風習

    今日は、
    台湾旧正月の大晦日です。
    台湾人にとって、
    旧正月の中には、一番大切なのが
    大晦日の夜に家族で食べる「年夜飯」です。
    (中国語の発音は、ニェンイェファン,大晦日の晩ご飯)

    大晦日の夜、
    家族みんなで集まって
    一緒に食べるご飯のことなので、
    別名は、「團圓飯」です。
    (中国語の発音は、ドゥアン エン ファン)

    今日紹介するのは、
    子供の頃、大好きな風習~紅包裏
    (中国語の発音は、ホンバオ)
    紅包とは、
    中国のお正月である春節に
    お年玉やご祝儀を赤い封筒に
    入れて手渡す風習です。
    紅包は必ず赤い封筒に包まれています。
    台湾で赤色は「喜びと幸運の証」で
    縁起の良い色とされているためです。

    昔團圓飯が終わってから、
    お爺ちゃんとおばあちゃんは座って、
    私たちが跪いて頭を下げて、
    縁起のいいことをいいました。
    お爺ちゃんとおばあちゃんの幸福を
    祈ってから、「紅包」がもらえました。

    今週火曜日は、
    生徒さんたちに
    台湾の紅包と自家製の台湾スイーツを
    渡しました。
    紅包の中には、
    台湾の一元を入っています。
    =》「一元復始萬象更新」という諺です。
    意味は、
    新しい年はもう一度始まったが、
    あらゆる物も新たになるそうです。

    一元:新年。
    復:また、もう一度。
    始:始まる。
    万象:あらゆる物。
    更新:新しくなる。

    みんなも
    2020年の悪いことは全部終わって、
    2021年いい始まりがありますように。

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    台湾の無料イベント

    今日は、台湾の大晦日なので、
    たくさんの台湾のイベントがあります。
    是非参加してくださいね。

    https://go-taiwan.net/twgame2021/

    https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScnPp1ZD1rBDZya6RnoRNjkqOYh5Y3bpW-oKWheM1svokNm7g/viewform

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    台湾小年夜の風習

    今日は、
    2月10日は旧暦の12月29日。
    台湾などでは小年夜と言います

    小年夜(中国語は、シィアォニィェンイエ)とは、大晦日の前日です。
    「台湾春節」は、
    旧正月の前夜から正月5日まで、
    色々な風習がありますが、
    小年夜も特別な風習がありますよ。

    子供の頃、
    小年夜の深夜が一番忙しかったですよ。
    拜天公(お天道様-玉皇大帝を祭ります)
    という風習があって、
    大体22時くらいから
    お供え物の準備を始めました。
    23時から1時までの間に爆竹🧨を鳴らし、
    玉皇大帝を祭って、
    一年間守ってくださったことを感謝します。

    台湾の伝統的な宗教は
    一般に、仏教、道教、一貫道
    及び民間信仰だとされます。
    道教は台湾で最も信仰されている宗教です。
    道教は多神教に属し、
    民間の伝説や歴史上の人物と
    結びついたものも多いそうです。

    例えば、
    玉皇大帝(ユイーフアンダァーディー)は
    道教における天界の指導者で
    地位の最も高い神
    媽祖(マーズー)は、海上の守護神
    土地公(トーディーゴン)は、土地の守り神

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    台湾の春聯文化の紹介

    台湾のお正月でよく見られる、
    「福」や「春」が貼り付けられた赤い紙は
    春聯といい、
    旧正月に新年を祝うおめでたい文字を
    書いて飾っておくものです。
    日本の正月飾りは7日に
    外してしまうが、
    台湾は春節に貼った飾りは
    一年間つけっ放しにして、
    毎年また正月がきたら
    張り替えるそうです。

    そして、台湾では、
    なんか不思議な漢字が
    書いてある春聯を見たことが
    ありますか。

    これは、
    四字熟語を1字で表す組合字です。
    例えば、
    真ん中にある組合字は、
    招財進寶
    宝をたくさん積んだ宝船に見える、
    台湾春節の定番🇹🇼

    組合字は招財進寶以外にも
    たくさんありますよ。

    例えば、
    上は、黃金萬兩という組合字です。
    意味は、財産が増えるように

    左は、日日有見財
    意味は、毎日財産を目にできるように

    右は、日進斗金
    意味は、毎日金が入るように

    下は、金玉滿堂
    意味は、金と玉が堂内に満ちあふれるように

    漢字の世界はとても楽しいですね。
    特に、
    春聯は台湾の繁体字が
    使われているので、
    また台湾に遊びに行ければ、
    是非探してみてください。

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    パイナップルケーキは、何の派?

    あなたは、
    パイン派?冬瓜派?

    知ってますか?
    台湾のパイナップルケーキには
    大きく分けると2種類のもの
    (土鳳梨酥&鳳梨酥)があります。

    土鳳梨酥の餡は
    パイナップル果実のみとなり、
    鳳梨酥の餡は
    パイナップルと冬瓜のミックスとなります。

    実はこのように、
    パイナップルケーキの原材料
    として冬瓜を使うのは、
    今に始まったことではなく、
    昔からそのような製造方法がありました。

    近年では
    土鳳梨酥は
    100%パイナップルの餡が注目され、
    鳳梨酥はまがい物なのでは?
    と誤解されています。

    確かに「土鳳梨酥」と比較すると
    パイナップルの味が薄いことは否めないが、
    冬瓜入りの物は、餡がとても滑らかです。
    甘くて優しい味ですよ。
    酸味が苦手な人でも美味しく食べられるよう配慮がされています。
    さらに、
    冬瓜には酸味や口当たりをコントロールする役割があるので、
    あまり酸っぱいものを好まない傾向にある
    台湾人の口に合わせて甘く作られていたそうです。
    なので、台湾人である私にとって、
    鳳梨酥も本物と思っていますよ。

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