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    元宵節

    今日は、
    「元宵節」
    (中国語の発音は、ユエンシャオジエ)
    と呼びます。
    旧暦1月1日から数えて
    15日目の満月の日を言い、
    正月十五 とも言います。

    元宵節は台湾のお正月の締めくくりの1日
    でもありますが、
    客家人は、ちょっと違います。

    台湾はこの元宵節を非常に重視していて、
    各地でランタンフェスティバルや爆竹を
    使ったお祭りが行われるのです。
    その由来は、
    昔漢の文帝が正月の15日、
    戦いに勝利したことを民衆とともに
    祝おうとして始まった行事だそうです。
    その後道教や仏教の行事と混じり合い、
    今の元宵節になっていきます。

    隋、唐、宋と時代が下るとともに
    さらに大きな行事になり、
    町のあちこちに火をともした提灯が
    飾られるようになりました。
    なので、
    台湾では「ランタンフェスティバル」
    として知られています。

    この日は、
    「元宵」というお団子のような
    伝統スイーツを食べる習慣があります。
    その歴史は、
    南朝時代にはすでに始まっていましたが、
    当時食べられていたのは
    細かい肉と一緒に煮込まれた豆粥、
    または米粥です。
    唐の時代に入ると、
    元宵とは蚕の形をした麺と
    焼き饅頭でした。
    宋の時代になり、
    糯米に糖を加えて
    作った湯圓になりました。
    その後、
    これは元宵節の時期にだけ
    食べられることから、
    「元宵」と呼ばれるようになりました。

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